7月は夏らしくなく終わってしまった。しかし、8月は、暑くなるらしい。夏が暑いのは結構なことだが、ボクのお店への情熱が、愛子さまの国民を見つめる視線ぐらい冷たくなってしまっている。コレは一大事なのである。まいった、まいった!
好きで始めたこのお店。しかし、年月が流れ、とうぜんのマンネリズム。でも手を変え品を変え、今までも騙し騙しやってきた感があったのだけれど。ここにきてビッグウェーブ。どうせ私を騙すなら死ぬまで騙して欲しかった!しかし、どんなに好きなことでもいつかは必ず飽きがくるのは仕方のないことかもしれない。 情熱の冷めた店なんて、言わば香りの飛んでしまった紅茶。なんとかしなければ!
いつも、困った時はよ〜く考えれば必ずいいアイディアが浮かぶ。たぶん運命の女神様に好かれているからだろう。花の散る如く、夜空をかける星の如く、雨のあとに虹をかけるが如く、いい案を教えておくれよ女神さん。仕事はとても大切なんだから!
いろいろ考えながら歩いていた帰宅道、アスファルトをはさんでフェンスの向こうの草むらに汚れている白い子猫がいるのを発見した。この時間になると人通りは少なく街灯が歩道を照らしている。「こんな所に!!」少し近づいて中腰になって、口をチュウチュウならしても、子猫は、完全無視。弱っているのか?もっと中腰のままもっともっと近づいて猫の鳴きまね。江戸屋猫八ばりの。でも完全シカト。あれれ?大丈夫なの??跡がつくぐらいグイーーとフェンスに顔をつけて覗き込むと,そこには、軍手が2つ重なって捨ててあった。 ガーーーン!な、なんてこった。。。幸い、周りに人がいなくて誰にも見られなかったけど、月はじっとみていた!!
追いかけても追いかけても、逃げていく月のように、指と指の間をすり抜ける、バラ色の日々よ!嗚呼♪ |