一人暮らしを始めて、初めて一階に住んだ。場所の問題もあるのだろうけど、一階だとアリがでる。カキ氷のシロップをフタを開けっ放しで台所に置き忘れていたら、レモンのシロップが黒ゴマ入りに!蟻だらけ!!
普通の生物はひたすら自分のために行動するが、アリやハチの様な社会性昆虫は、集団のために窮地には自分の命を投げ出したりする。興味深い。
アリの社会は役割分担がはっきり決まっていてソレはソレは厳しい規律がある。 働きアリは生まれてすぐ、まだ体が白い状態で見よう見まねで巣づくりとか幼虫の世話をする。生まれた時から働く習性を持っている。 アリの牙には蟻酸と呼ばれる酸があって、あんなに小さいのに人間がかまれたときに痛い。 アリは自分の体重の50倍のものを持ち上げることが出来る。さらに500倍の重さのものを引きずることができる。 アリは単為生殖で、オスメスが交尾しなくても女王は勝手に自分のクローンを生み出すことができる。歌舞伎町の女王を歌った椎名林檎はバックバンドのギター弾きとの間に子供が出来、結婚したが世間の期待に答えるようにすぐ離婚した。小島麻由美は椎名林檎と同等の実力はあるが出っ歯が邪魔してブレークしなかった。 アリの行列ができるのは、えさを見つけると、おしりから”道しるべフェロモン”というニオイのある物質を出し、地面にぬりつけながら巣に帰えるからである。帰ってきたアリは巣の中でもフェロモンを出し続け、仲間のアリたちは触覚でえさの発見を知らせる。巣の中にいた仲間たちは、地面に残っているニオイの道しるべをたどって、えさの場所に向かうのだ。 えさがたっぷりあると、アリたちは、えさを運びながら地面にフェロモンをこすりつけるため、ニオイはどんどん強くなる。そうすると、たくさんの仲間が巣から出てきて、えさの場所に通うようになり、行列ができる。 えさの発見を仲間に知らせる方法は、フェロモン触角で近くの仲間にさわったり、体をこすって音を出したりすることがあるといわれている。
アリの行列の弱点は白いチョーク。アリの行列している道筋をチョークでたどってみる。すると行列が崩れ、そのうちいなくなってしまう。アリは、仲間のだす”道しるべフェロモン”という匂いの後をたどっていくが、その匂いをチョークが何らかの形で邪魔をするからである。
つい最近、アリがどんなに遠くに行っても巣に帰れるのは、フェロモンや視覚のほかに歩幅が”万歩計”の働きをしているのでは?という研究が発表された。 巣から離れたアリの脚に細工して 長さを変えられると、ちゃんと巣に戻れなくなるというのである! コレはスゴイ!! そして、変えられた脚の長さに慣れると、また、戻れるようになる!!
「どうでもええわ?」
そのとお〜〜り!!(児玉清の言い方で) |