(説明文)
最近、歩いて通勤している。木漏れびの森を通り抜ける道があり、運動不足の解消にもなり、なんのストレスもない。 困ったことは、ただひとつ、片道一時間近くあるので、靴がすぐ磨り減ってしまう。だから、通勤にいい靴はもったいない。
夏は、雪駄か下駄をよく履いている。足の指の長さが変わっていて、一指し指が飛び抜けて長い。親指より、関節1個分長い。普段、靴を履いている時も一指し指だけが負担が多くかかって爪が真っ黒になってダメージを受けている。だから、雪駄か下駄は重宝する。
(エピソード)
今日も猛暑の中、着替えを持って歩いて通勤。履く物は毎日変えている。職場にも置いてある。今日、履いていくのは、ドンキホーテで買った安い雪駄。安物買いの銭失い。まだ、10日しか履いてないのにだいぶ、底が磨り減っている。
歩いてる途中に異変に気づく。指の又がもぞもぞする。コレはヤバイ。木漏れびの森を抜け炎天下の道に差し掛かる。右足の親指がもぞもぞする。歩いて20分、雪駄の鼻緒が切れた!最悪。
ギラギラ太陽が照らしている。石畳が燃えている。参った、参った。残り40分。近くにトイザラスがある。少し行くとコンビニもある。町田市街に入るとすぐアジアン雑貨の店がある。でも、今日はこの雪駄で乗り切ろうと心に誓う。昔の人は、粗末な草履で長旅をしていた。工夫をすれば、なんとかイケル!
まず、鼻緒の三角部分の頭をちぎって、足に縛る。しかし、前方がガバガバなので足をソーと歩いても、10回に1回は、あつ〜い道路に足の裏がつく。それでも先を急がねば。
だんだん、後ろの2箇所の付け根も危なくなってきた。コレはマズイ。考える。そこで、カバンに入っていたビニール袋をほそ〜くネジってヒモ状にして、足と雪駄に空間ができないように、見た目も考えて縛りつけることに。 まともではない。我ながら、何をやっているのだか?いったい何歳だ?汗だくで見つめる遠い空。いやいや一度決めたら最後まで!志をたてることは、ろうそくに火をともすようなことだろう。
そして、やっと仕事場に到着。この充実感、この達成感。。。ラララ、ラララ、言葉にできない♪
(教訓)
お前はこんなことではなく、お金を稼ぐ努力をしろ!
|